毎週土曜日に「テーマ練」をスタートします|9月のテーマはクローズドガード

テーマ練について

インフィニスBJJでは、2026年9月から毎週土曜日の午後に、新しく「テーマ練」をスタートします。

テーマ練は、毎月ひとつのテーマを決めて4週間かけて、そのポジションの攻撃と防御を両方の立場から深掘りしていくクラスです。

9月は「クローズドガード」、10月は「テイクダウン・ガードプル」、11月は「ハーフガード」というように、毎月テーマを変えながら体系的に練習していく予定です。

目次

テーマ練を始める目的

ベーシッククラスでは、さまざまなポジションから幅広く技を学びます。

一方、テーマ練では、ひとつのポジションを4週間続けて練習します。

同じテーマを繰り返しながら、

  • そのポジションでは何を目指すのか
  • 下の選手はどのように相手を崩して攻撃するのか
  • 上の選手はどのように姿勢を保ち、ガードを解除するのか
  • 相手の反応にどう対応するのか
  • 技をどのようにつなげるのか
  • 実戦ではどのように使うのか

というところまで、少しずつ理解を深めていきます。

テーマ練は、単に技の数を増やすのではなく、ひとつのポジションを攻撃側と防御側の両方から理解し、実際に使えるようにするためのクラスです。

初心者と上級者に分かれて練習します

テーマは全員共通ですが、技術練習では習熟度に合わせて、初心者と上級者に分かれて取り組みます。

初心者の方

初心者の方は、そのポジションで最初に覚えておきたい基本姿勢、身体の使い方、安全な守り方を中心に練習します。

技をたくさん覚えることよりも、下になったときと上になったときのそれぞれについて、「このポジションでは、まず何をすればよいのか」を理解することを大切にします。

経験者・上級者の方

経験者・上級者の方は、相手の反応に応じた技の連携、細かなグリップや姿勢の攻防、ガードを開いた後のパスへの接続、試合での戦略まで深掘りします。

知っている技をもう一度確認するだけでなく、「なぜ成功するのか」「防がれたら次に何をするのか」まで考えながら練習します。

60分のクラス内容

クラスは毎週、基本的に同じ流れで進めます。

時間練習内容目的
0〜5分ウォームアップ身体を動かす準備をしてケガを防ぐ
5〜20分テクニック①ボトム側またはトップ側の中心技術を学ぶ
20〜30分テクニック②反対側の対応や次の展開を学ぶ
30〜40分反復ドリル攻撃と防御を交互に反復して身体に定着させる
40〜55分ポジションスパーテーマのポジションに限定して実戦練習する
55〜60分クールダウン身体を整えて翌日に残る疲れをなるべく減らす

技を教わって終わるのではなく、

理解する → 反復する → 限定スパーで試す → 実戦につなげる

という流れを、毎回のクラスの中で一巡させます。

9月のテーマは「クローズドガード」

最初の月となる2026年9月のテーマは、クローズドガードです。

クローズドガードは、柔術を始めたばかりの方が最初に学ぶ代表的なポジションのひとつです。

しかし、下の選手は、ただ脚を閉じて相手を挟んでいるだけでは攻撃につなげられません。相手の姿勢を崩し、手や頭、腰をコントロールしながら、スイープやサブミッションを狙う必要があります。

一方、上の選手には、相手に姿勢を崩されないこと、危険なグリップを解除すること、安全にガードを開き、パスガードへつなげることが求められます。

そこで9月は、毎週ボトム側とトップ側の課題を対にして練習します

第1週・9月5日「基本構造と姿勢の攻防」

最初の週は、クローズドガードの基本構造と、下の選手が姿勢を崩す方法、上の選手が安全な姿勢を作る方法を学びます。

  • ボトム側脚とグリップを使った姿勢の崩し方
  • ボトム側腰を動かして攻撃に必要な角度を作る方法
  • トップ側相手の攻撃を受けにくい基本姿勢とベース
  • トップ側危険なグリップの解除と姿勢の戻し方

初心者は、脚の閉じ方、基本的なポスチャーブレイク、トップ側の手や膝の位置などを確認します。

上級者は、2対1のグリップ、クロスカラーと袖、オーバーフックなどを使った細かなコントロールと、それに対するグリップ解除や姿勢回復を練習します。

第2週・9月12日「ガードを開く/開かせない」

第2週は、トップ側がクローズドガードを安全に開いてパスへ進む方法と、ボトム側がガードを開かれないための対応を学びます。

  • トップ側姿勢を保ったまま立ち上がる方法
  • トップ側スタンディング・ガードオープンからパスを始める方法
  • ボトム側相手に立たれたときの姿勢の崩し方
  • ボトム側ガードを開かれた後に攻撃を止めず、次のガードへつなぐ方法

初心者は、トップ側では立ち上がってガードを開き、脚を制御してパスを始めるところまでを練習します。ボトム側では、立ち上がった相手へのダブルアンクルスイープなど、基本的な崩し方を学びます。

上級者は、ボトム側のオフバランスや足への攻撃、それに対するトップ側の姿勢維持を練習します。ガードを開いた後は、トレアドールパスやニースライスなど、自分が得意とするパスへつなげます。

第3週・9月19日「攻撃とディフェンス」

第3週は、ボトム側のサブミッションと、トップ側が危険を早い段階で察知して防御する方法を対にして練習します。

  • ボトム側姿勢を崩して腕を孤立させる方法
  • ボトム側腕十字や三角絞めへの入り方
  • トップ側腕十字や三角絞めを仕掛けられる前の早期防御
  • トップ側防御後に姿勢を回復し、ガードオープンへ移る方法

初心者は、腕十字や三角絞めの基本的な手順と、トップ側の肘・手・頭の安全な位置を学びます。

上級者は、腕十字、三角絞め、オモプラータなどを相手の防御に合わせて連携させます。トップ側は、最初の攻撃を防ぐだけで終わらず、姿勢を回復して立ち上がり、ガードを開くところまで練習します。

第4週・9月26日「クローズドガードの攻防・ゲームプラン」

最終週は新しい技を増やすのではなく、3週間で学んだ内容を整理し、ボトム側とトップ側のそれぞれで迷わず動ける流れを作ります。

初心者のボトム側は、まず相手の姿勢を崩し、その後の反応によって攻撃を選びます。

  • 相手の姿勢が低い場合は、腕十字や三角絞めを狙う
  • 相手が身体を起こした場合は、ヒップバンプスイープを狙う
  • 相手が立ち上がった場合は、立った相手へのスイープを狙う

初心者のトップ側は姿勢を作る → 危険なグリップを外す → 立ち上がる → ガードを開く → 脚を制御する → パスを始めるという基本手順を整理します。

上級者のボトム側は、2対1などの得意なグリップを起点にして、相手が腕を引く、身体を起こす、立ち上がる、前へ圧力をかけるといった反応に合わせて攻撃ルートを変えます。

上級者のトップ側は、相手の最初のグリップを解除し、姿勢を回復してガードを開きます。その後は相手の脚や次のガードの形を見ながら、自分の得意なパスへつなげる流れを作ります。

ポジションスパーでは、通常のクローズドガードだけでなく、トップ側が立ち上がった状態、ガードが開きかけた状態、試合残り1分でどちらかが2点負けている場面など、さまざまな状況を設定して練習します。

下と上の両方を練習します

今回のテーマ練では、クローズドガードからスイープやサブミッションを狙う練習だけでなく、トップ側の姿勢、ガードの解除、パスガードへの接続にも同じように取り組みます。

実際のスパーや試合では、常に自分が得意な側から始められるとは限りません。

下になったときは相手を崩して攻撃を始め、上になったときは安全にガードを開いてパスを狙う。この両方を練習することで、クローズドガードの攻防をより深く理解できるようになります。

柔術を始めたばかりの方も参加できます

テーマ練は上級者だけのクラスではありません

初心者の方には基本から説明し、経験者とは課題を分けて練習しますので、柔術を始めたばかりの方も安心して参加してください。

同じポジションを続けて練習することで、前の週に分からなかったことを翌週に確認でき、技術の変化や成長も実感しやすくなります。

4週間で「知っている技」から「使える技」へ

テーマ練で大切にしたいのは、技をたくさん知ることではありません。

ひとつのポジションを繰り返し練習し、相手の反応を見ながら、自分で判断して次の行動を選べるようになることです。

9月はクローズドガードを通じて、ボトム側では、

姿勢を崩す

相手をコントロールする

相手の反応を見る

スイープまたはサブミッションにつなげる

という攻撃の流れを身につけます。

トップ側では、

安全な姿勢を作る

危険なグリップを解除する

クローズドガードを開く

脚を制御してパスにつなげる

という流れを身につけていきます。

毎週土曜日のテーマ練で、攻撃側と防御側の両方から、ひとつのポジションをじっくり深掘りしていきましょう。皆さんの参加をお待ちしています。

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この記事を書いた人

中学・高校では柔道部に所属。ブラジリアン柔術では、2007年世界選手権(ムンジアル)アダルト青帯3位、同年の全日本選手権優勝、2006年アジア選手権優勝、2024年SJJIF WORLDマスター3黒帯3位などを経験。

現在はインフィニス・ブラジリアン柔術の代表・ヘッドインストラクターとして、初心者から競技志向の選手まで日々指導しています。

柔術以外ではWeb業界での実務経験があり、Webマーケティングを得意としています。現在も求人情報サイト「Genkiwork」を運営しながら、道場のWebサイトや集客、広告運用なども自ら行っています。

44歳、3児の父。自分自身も練習を続けながら、「年齢を重ねても強く、健康に、長く柔術を楽しむこと」を実践中です。お酒は飲みますが、タバコは吸いません。

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